「ションベン・ライダー 4Kレストア版」©1983キティ・フィルム
11月1日(土)、榎戸耕史トーク・ライブ
“幻の4時間バージョン”を語る
10月31日(金)より「相米4K ふたつの創造 ふたつの感性」の上映がMorc阿佐ヶ谷でスタートする。
上映されるのは、もちろん「ションベン・ライダー 4Kレストア版」「風花 4Kレストア版」の2本。
公開を記念したトーク・ライブが11月1日(土)に行われることが決定した。
登壇するのは、映画監督・榎戸耕史。
相米ファンにはおなじみ、「ションベン・ライダー」のチーフ助監督であり、今回の「4Kレストア版」の監修を務めている。
相米監督についてはもはや語りつくしたともいえる榎戸だが、まだ、していない話が残っていた。
それが、“幻の4時間バージョン”だ。
書籍「相米慎二 ふたつの創造 ふたつの感性」で榎戸はこう語っている。
「『ションベン・ライダー』って、東京から横浜に行く。それから、熱海に行く。熱海に行ったら次は名古屋へ行く。名古屋に行ったら次は尼崎に行って甲子園に行く。そして、横浜に戻ってくるという話です、本来は。それが“熱海編”なんか、ばっさり切られているからね。熱海のヤクザの別荘に行くときに、ブルースがダンプの前に出てくるシーンとか、本当によかったんですけどね。ない。熱海のお祭りのシーンも全部切っちゃった。尼崎もほとんどないんですよ……」
幻の「ションベン・ライダー」4時間版にはすべてのカットが残っていた。
そのフィルムはもう存在しない(その真相も本書の榎戸インタビューで掲載)。
しかし、シナリオはあった。
シナリオには、幻のエピローグまであった……。
その生き証人である榎戸が“幻の4時間バージョン”を語る。
また、阿佐ヶ谷での上映ということで、中央線沿線を愛した相米慎二の話もまた出てくることだろう。
乞うご期待。
10月31日(金)よりMorc阿佐ヶ谷にてロードショー
★スペシャル・トーク・ライブを開催!
「ションベン・ライダー 4Kレストア版」
11月1日(土)15:40開映
ゲスト:榎戸耕史
MC:小林淳一(「相米慎二 ふたつの創造~」編集 A PEOPLE編集長)
チケットは10月26日(日)0:00(10月25日(土)深夜24:00)、Morc阿佐ヶ谷 公式HPにて発売
定価:2,970円(本体:2,700円+税10%)
発行:A PEOPLE株式会社
販売:ライスプレス
Morc阿佐ヶ谷、Amazonほか一部書店にて発売